国内でも中国の仮想通貨取引所を利用する人も増えてきましたね。

中でも最近注目されているのはHuobi.proではないでしょうか?

この記事ではHuobi.proの概要から登録方法まで、徹底解説していきます。

huobi

話題の海外仮想通貨の取引をしたい方はhuobiで取引を開始しましょう。

huobi とは?

・huobi(币网)の概要

Huobiは中国で生まれた仮想通貨取引所です。もともと北京に本拠地をおいていたのですが、2017年に中国国内で仮想通貨規制が行われたあと香港に本拠地を移しています。

130カ国以上にユーザーがいるため、いつアクセスしても取引量が多く活気ある売買ができるのが魅力です。

代表は李林(リ・リン)氏です。

こちらは李氏の画像です。これを見てわかるようにまだ若く、35歳という年齢で最高責任者(CEO)を務めている敏腕経営者です。

Huobiはアルトコインの取り扱いが多く、珍しい銘柄も多いため人気が高いです。その上、開設からいままで大きなハッキング事件などもないためセキュリティがしっかりしているのが特徴です。

公式サイト:https://www.huobi.pro/

公式ツイッター:https://twitter.com/HUOBI_Pro

日本語テレグラム:https://t.me/huobiproJapan

・huobiの歴史

もともとHuobiは2013年9月に中国本土(北京)に開設された仮想通貨取引所です。

開設してから中国国内を中心に多くのユーザーを獲得することに成功していきました。以前は仮想通貨の取引が活発な国といえば中国を挙げる人が多かったように思います。

なんといっても一時は9割のビットコインを中国人ユーザーが取引していることもあったのですから。

そんな状況の中Huobiもどんどん拡大していき、「中国3大取引所」のひとつに数えられるほどの取引量を誇っていました。

しかし、成功の裏側では2015年あたりからどんどん国内の雲行きが怪しくなってきました。人民元切り下げや制限のある自国通貨に不満を感じて仮想通貨取引を行う人も多くいました。

中には取引履歴が特定されないように、正規でないルートで現金をビットコインに変える人も増えていったのです。

もともと中国は人民元の国外流出に制限をかけていたので、買い物や外貨投資をするには非常に限られた環境だったのです。そしてそんな政府が人民元流出につながりうる仮想通貨取引を容認するはずもありませんでした。

2017年に入ってすぐ、Huobi・OKコイン・BTCCなど国内の大手取引所の代表が中国人民銀行(PBoC)に集められ規制に関する話や、資産を一定期間引き出せなくなる旨の話が行われました。

もともと中国人民銀行(PBoC)は人民元を非常に重視しており、その地位を脅かす可能性のあるものはすべて規制の対象だという考えがある銀行なんです。

これを受けてビットコインの価格は2日間で10%以上価格を下げています。

その後9月には人民元の取引が全面禁止され、ビットコインの価格が急落し仮想通貨全体のチャートが大混乱に陥りました。

政府の規制により国外に拠点を移すことを余儀なくされ、huobihuobi.proとしてシンガポールに本社を移し取引所業務を香港で行うことで難をのがれました。

拠点を移してからは「脱中国・国際化」をモットーに取引所を世界各国でオープンさせています。

基軸通貨はビットコイン(BTC)/イーサリアム(ETH)/テザー(USTD)の3種類です。

 

huobiの登録の流れを大解説

1.新規登録

まずはhuobi.proのトップページにアクセスしましょう。

右上にある言語メニューから言語選択→日本語表示できますが、日本からアクセスすると自動的に日本語で表示されるので特に操作は必要ありません。

「無料アカウント作成」をクリックすると、携帯電話で登録するかメールアドレスで登録するか選べます。

そこではいくつか情報を入力する欄がありますが、

・国籍を選択

・メールアドレス入力

を最初に行いましょう。

入力したアドレス宛てにhuobiから認証コードが送られてくるので、再び入力欄ページにへ移動して「メール認証コード」へ貼り付けてください。

その後パスワード設定をして、利用規約にチェックをいれて「新規登録」を圧します。

※国籍は一度設定してしまうと直せないので、間違って選択しないよう十分気をつけてください。特に規制の強い国に登録しないように注意!

2.二段階認証

アカウント作成できたらログインして、2段階認証を行いましょう!

トップページの右上にある人型のアイコンをクリックすると、アカウントメニューが表示されます。

「セキュリティ」メニューをクリックし、二段階認証の欄から認証を行う方法を選択します。huobiでは

・メールアドレス

・携帯電話認証(SNS)

・Google認証アプリ

の3つの認証が利用できます。

メール認証は最初に行っているのでそのままでOK。

携帯電話は日本の「0081」コードを選択して、最初の0を抜いた番号を入力します。(例:090-1234-5678→9012345678)

ショートメールで認証コードが送られてくるので、SMS認証コード入力欄にペーストか入力して「設定」をクリックします。

ここではGoogle認証アプリを利用した二段階認証について解説します。

設定を行う前にアプリをインストールしておきましょう。

iTunes版 GooglePlay版

Google Authenticator(認証システム)の右側にある「設定」をクリックすると、QRコード・秘密鍵・認証コード入力欄が表示されます。

認証アプリを起動したスマホでQRコードを読み取り、表示された6桁の数字を認証コード入力欄へ入力します。

入力した内容に間違いがなければそのまま「設定」をクリックして大丈夫です。

※秘密鍵はスマホ紛失時などに必要になる場合があるので、コピーしてテキストファイルにしてUSBなどに保管しておきましょう。

3.本人確認

再びアカウントメニューを開き、今度は「本人確認」を選択しましょう。

身分証の画像をあらかじめ写真にとっておくか、スキャンして画像データを容易しておくとスムーズです。

アップロード画面に、身分証の番号・氏名を入力して画像をアップします。

huobiはアップロード画面で「パスポート」と表示されていますが、運転免許証でも問題なく登録できるようですよ。

平均して1時間くらいで本人確認が完了します。

2段階認証と本人確認が終わったら取引ができるようになります。

huobiの使い方。どんな機能がある?

セキュリティの設定が終わったら、実際に取引を行ってみましょう!

・入出金

まずは仮想通貨をアカウントに入金しなければいけません。Huobi.proは海外の取引所なので日本円入金はできません。

国内の取引所などから仮想通貨を送金できる状態にしておきましょう。

Huobi.proトップのページ上部にある「口座管理」をクリックすると、メニューが表示されるので「入金&出金」をクリックします。

ビットコイン・テザー・イーサリアム・ビットコインキャッシュ・・・など、入金に対応している通貨の一覧が表示されるので通貨の横にある「入金」をクリックして、ウォレットアドレスが表示されます。

このアドレスをコピーして、他の取引所やウォレットからコインを送金しましょう。基本的になんの通貨を利用しても大丈夫ですが、早く取引を行いたい場合はビットコインキャッシュなど反映が早いものを選ぶといいかもしれません。

・チャート画面

アカウントに仮想通貨を入金したら、チャートを確認して注文を出しましょう。

ページ上部のメニューバーの左にある「取引所」をクリックします。

ちなみにHuobiのチャート画面はこんな感じ。

Trading viewを採用しているため、とても見やすいですね。

国内の取引所を利用したことがある人ならば、すぐに使えると思います。

一番右が最新の取引なのですが、それにしてもめちゃくちゃ売りが続いてますね。チャートが真っ赤です。

このチャートで大体の値動きや取引量を確認し、今後の予測を立てます。

もちろんテクニカル分析もできるので、チャートの動きで投資計画を立てたいという人にもぴったり。

huobiの現物取引では指値注文(売買する値段を指定して注文を出す)と成行注文(特に指定せずその時のレートで売買する)が利用できます。

注文入力画面の右側には現在出されてる注文が表示されるので、確認しながら注文が出せますよ。

他の通貨の取引をしたいという時は、一番左の通貨一覧から好きなコインをクリックするだけでOKです。

通貨一覧は人気の高い銘柄と、新興コインに分かれて表示されているのでわかりやすいです。

取引画面をさらに下にスクロールすると、注文ボリュームと歩み値が表示されるので一見して取引の状況がわかるようになっています。

huobiはインターフェイスが使いやすく、サクサクと操作できるのでストレスフリーで取引できますよ。

国内の取引所で言うとビットバンクのチャートが近いように思いますね。あのスムーズに動く感じが好きならかなり使いやすいはずです。

huobiは日本語表示に対応してるの?

以前のhuobiでは日本語表示に対応していませんでしたが、Huobi.proでは日本語表示に対応しています。

機械翻訳のように不自然ではなくわかり易いので、たぶん日本人スタッフか日本語堪能なスタッフが担当されているんでしょうね。

基本的には日本国内からアクセスすれば自動的に日本語表示されるので、特別な操作は必要ありません。

もしも他の言語で表示されていたら、ページ上部右側の言語メニューから日本語に設定できるのですぐに表示切替できますよ。

トップページだけでなく、セキュリティ設定、取引画面なども日本語で表示されるので、国内の取引所を利用するような手軽さで取引できますよ。

ただ、情報などの表示が完全ではないこと・カスタマーサポートは中国語のみなのでその2点だけ注意が必要です。

今後日本進出もする予定なのでおいおい改善されるとは思いますが、もしなにかあればテレグラムのコミュニティには日本語のものがあるのでそちらで質問するといいかもしれません。

話題の海外仮想通貨の取引をしたい方はhuobiで取引を開始しましょう。

huobiの取引所は他の取引所と比べてメリットある?

huobiを利用したときに得られるメリットとはどんなものがあるんでしょうか?

・独自のトークンHuobi Token(HT)がお得

huobiでは自社オリジナルのトークンがリリースされています。中国国内でビジネスをしているわけではないものの、中国・韓国・日本でICOの規制が高まっていることが影響しているのかICOでリリースされるのではなく、ポイントカードのような扱いです。

その名もHuobi Tokenで、2018年4月9日時点で1HT=181円前後で取引されています。

コイン名 Huobi Token
ティッカー HT
価格 1HT=181円
発行上限 500,000,000 HT

 

全期間のチャートはこちらから

 

リリースされてから高騰して、現在まで順調に上がっていますね。

さて、このトークンはなにに使えるかというとずばり「取引手数料の割引」です。

このシステムは既にBinance(バイナンス)でも取り入れられているので、既におなじみですね。

バイナンスのBNBトークンが、利用すれば一元的に割引を受けられるのとは違い、HuobiのHTトークンは購入数によって割引率が変わるようになっています。

手数料が割引になるVIPプランを買うための支払い方法で、希望の割引率をトークンで買うという仕組みみたいですね。

通常、Huobiの手数料は0.2%なのですがトークン保有数に応じて10%~50%割引されます。

価格と割引率は下記の表からご確認ください。

120HT(月) 10%
600HT(月) 20%
1,200HT(月) 30%
6,000HT(月) 40%
12,000HT(月) 50%

ちょっとややこしい気もしないでもないですが、たぶんこれも色々規制などに配慮した結果だと思います。

保有率で割引される額が変わるのはKucoinと同じシステムですね。

手数料割引の他にも、その他のHuobi製品で利用が可能です。

・他の仮想通貨との交換

・Huobiウォレットでの利用

・Huobi韓国版での利用(2018年4月1日~)

・Huobi日本版での利用(2018年6月予定)

将来的には、新規上場のコインがもらえたりHuobiが事業を行う際の投票券として利用できるようにするようです。

Binanceでも上場させたい仮想通貨へ投票するときにBNBトークンを利用できるので、それとごく近いものだと思います。

BNBトークンもそうであるように、このトークンも4半期ごとに20%買戻しが行われ、トークンの価値が上がるシステムが採用されています。

たくさんのメリットがあるHTトークンは人気も高く、一度に大量に売られるのではなく毎日決まった量を少しずつ売り出しています。

しかし需要が高いため、いつもセール直後は大激戦。だいたい30秒くらいで売切れてしまいます。

ツイッターでアナウンスされるので、購入したい人はHuobiのアカウントをフォローして通知をオンにしておくと逐一お知らせされるのでお試しください。

 

・取引銘柄が多い

Huobiでは多くのアルトコインが売買できます。続々と新規コインが上場しており、現在では100種類以上の仮想通貨・トークンが取引できるんですよ。

機軸通貨もテザー・ビットコイン・イーサリアム・HTトークンから選べるので、自分の利用しやすい通貨ペアでの取引ができるというメリットがあります。

他のアルトコインも人気のあるものから、単価の安い草コイン、ICO直後のコインなどが上場しています。単純に取り扱い通貨数としてはバイナンスに及ばないかもしれませんが、ユニークな視点でチョイスされているのが特徴です。

そのためバイナンスやクーコインなどには上場していないレアなコインも少なからず対応しています

希少なコインを購入したい・ICOに参加しそこねた!なんてコインがあればHuobiで探せば見つかるかもしれません。

・チャートが高機能で見やすい

先ほども利用方法の項で説明いたしましたが、Huobiはチャートが見やすく取引がしやすい点もユーザーから人気です。

仮想通貨取引の他、株式やFXなどの金融商品の取引によく使われる「Trading View」を採用しているため見やすいだけでなく、分析ツールなどを用いてチャートの分析やトレンド予測ができます。

まるっきり初めて仮想通貨取引をする人にとってはちょっとわかりにくいかもしれませんが、日本の取引所でも利用されているので国内の取引所を利用したことがある人は同じ要領で使えますよ。

 

・レバレッジ取引ができる

大手の中華圏取引所では珍しく、Huobiでは信用取引が利用できます。

最大レバレッジは最大3倍までとそれほど高くありませんが、バイナンスやクーコインなど現物取引のみの取引所が人気の中で幅広い方法で取引できるのはうれしいですよね。

信用取引は自身の持っている資本を担保に、取引所やユーザーから資金を借り入れて大きい金額を取引できる方法です。

もちろんリスクもありますが、うまくタイミングをつかめば利益も大きくなるので人気の高い取引方法です。

金額が大きくなるので、レバレッジ取引をする場合はごく小額から初めて徐々になれるようにしましょう。

huobiのデメリット

たくさんのメリットがあるHuobiですが、デメリットがないわけではありません。

・SBIとの提携が中止

huobiは日本進出を決め、そのパートナーにSBIホールディングスが選ばれ環境を整備していたのですが2018年3月9日に、突如として提携解消が発表されました。

こちらはSBIの公式発表です。



ちょっと奥歯にものが挟まったような言い方なのが気になりますが・・・。

要約すると、SBIの仮想通貨事業においてセキュリティ・国際ルールに則った体制を開発する必要がある

さらにこれまでの提携でHuobi・SBIにある一定レベルの成果を出せたことを提携解除の理由としています。

しかし、日本国内において金融庁が仮想通貨交換業への視察を頻繁に行うなど、監視の目が厳しくなっていることが影響しているのでは?と目下うわさになっています。

HuobiとSBIが提携を続けていれば、国内でも大きなシェアを獲得する可能性が非常に高かっただけに個人的にはとてももったいないな~と感じました。

しかしHuobiの代表の李氏は「ルールが厳しい分にはかまわない。規制が読めない方が不安だ」と以前、日経新聞が行ったインタビューの中で語っており、政府の要望には基本的に従う姿勢を見せています。

・サポートが中国語のみ

もうひとつのデメリットは、日本人利用者にとってサポート体制がまだ万全になっていないということです。カスタマーサポートは中国語のみとなっているため、日本人がHuobiを利用して万が一トラブルが起きても問い合わせしにくいんです。

ツイッターアカウントは英語に対応しているため、英語ができる人はそちらで相談するといいかもしれません。短文なのでメールより早い時間でレスポンスが返ってくる可能性が高いです。

日本語で対応してほしいという人は、公式のテレグラムコミュニティに参加するか、ツイッターなどのSNSでHuobiを利用した人のつぶやきを参考にすることをおすすめします。

しかし日本進出する6月までにはこの点も改善するでしょう。

huobiで取り扱ってるコイン

現在Huobiで取引できるコインは100種類を超えています。お馴染みの人気コインから、草コイン・リリースされたばかりの伸び代の高いコインまで選択できますよ。

メジャーなコインは以下の通り↓

・ビットコイン(BTC)

・イーサリアム(ETH)

・ビットコインキャッシュ(BCH)

・イーサリアムクラシック(ETC)

・ライトコイン(LTC)

・イオス(EOS)

・リップル(XRP)

・オミセゴー(OMG)

・ダッシュ(DASH)

・ジーキャッシュ(ZEC)

時価総額ランキング上位のコインが利用できるようになっています。

ジーキャッシュやオミセゴーを取引できるのが個人的にいいな。と思います。

新興コインは多いのですべて列挙できないので、一部を挙げますが

・NEO

・TRX

・NEM

・ONT

・ELA

・VEN

・NAS

・ITC

・HT

・GNT

などなど、多くのアルトコインが上場しています。

しかし中国圏で人気のNEOや知名度の高いNEMなどがメインゾーンに入っていないのには、少しびっくりしました。

他の取引所では人気でもHuobiではあまり取引されないなどの理由があるのでしょうか?

huobiの手数料はどのくらい?他の取引所との違い

Huobiの取引手数料は他の取引所と比較するとどうなんでしょう?

メジャーな取引所と比較してみました。

取引所名 取引手数料 その他
Huobi.pro 0.2% 10~50%割引
Binance 0.1% 50%割引
Kucoin 0.1% 1~30%割引
bitFlyer 0.01~0.15% 0.2%
Zaif -0.05~-0.01% 0~0.3%
bitbank.cc -0.05~0.05% -0.05〜0.25%

※その他の欄Huobo.pro/Binance/Kucoinはオリジナルトークン利用時です。bitFlyer/Zaif/bitbank.ccはビットコイン取引とアルトコインの手数料で分けています。

まとめ

この記事ではHuobi.proの登録方法に重点を置いて解説いたしました。

セキュリティが高く、アルトコインの取り扱い種類も多いため、海外の取引所ではかなりおすすめの取引所です。

6月には日本進出する予定ですが、現段階でも日本語表示に対応しているので国内取引所とほぼ同じ感覚で利用できますよ。

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