仮想通貨の流通

仮想通貨市場は1分1秒ごとに成長しています。それに伴い毎日のように新しい通貨やトークンが誕生しています。2017年12月現在には1300種類以上も存在しているほどで、今後もICOやハードフォークによってどんどん増える見込みです。
そこで今回は流通量や時価総額それぞれ上位の通貨をご紹介したいと思います。

仮想通貨には流通量とは?発行数との違いって?

仮想通貨の流通量とは現在市場に発行されている通貨の量です。
総発行数や時価総額とは異なり、極端に言うと1コイン=1億円の通貨と1コイン=1円の通貨が1億枚発行されている銘柄では後者のほうが流通しているといえます。

実は仮想通貨の発行総数は開発者が好きに設定できるため、通貨によって大きな幅があるのです。しかもビットコインのようにマイニングなどで徐々に発行されていくタイプのものもあれば、リップルのように最初にすべて発行されて段々と少なくなっていくシステムのコインもあります。
発行年も通貨によって変わります。例えばビットコインは2009年に発行開始されましたが、イーサリアムは2014年で期間が5年も違うため、単純に数字だけでは比較しにくので大体の目安として考えておくといいでしょう。
さらに市場に供給するペースもプログラムできるので市場を安定させるために、発行元や開発チームがロックアップする例もよくあります。

ちなみに流通量のランキングは仮想通貨の総合情報サイトのcoinmarket capのランキング一覧のCirculating Supply(供給量)のタブをクリックして簡単に見ることができます。

仮想通貨のもっとも分かりやすい取引所を揃えました。

初心者にも分かりやすい私がおすすめするビットコインの取引所は以下からどうぞ

流通量が伸びていけば仮想通貨の価値が変わる?

1つ100円するものがたくさん売れたら売れただけ、会社は儲かりますよね。
しかし現実ではなかなかうまくは行きません。
あんまりたくさんありすぎると、希少性がなくなって市場価値が低くなります。
需要に対して少なすぎると急激に暴騰したりマーケットが混乱しやすくなります、ちょうど昨今のビットコインのようですね。

そのためとにかく市場に流通させればいいということではありません、仮想通貨にかかわらず需要と供給のバランスが大切です。
通貨のロードマップに合った発行ペースかというのも注目したい点ですよね。

仮想通貨の発行数は変わる?

通常の場合、仮想通貨の発行上限・発行ペースはプログラムによって設定されているため変わりません。
しかし状況によって上限や供給のペースが変わることも、まれにあります。
仮想通貨の代表的な存在であるビットコインとイーサリアムを例にして説明します。

ビットコインは発行枚数は2100万と定められています、しかしハードフォークによって生まれた新コインはビットコイン保有者に無料で配布されていますよね。
現在ビットコイン・ビットコインキャッシュビットコインゴールド・ビットコインダイヤモンド…などが存在しており、実質的にはハードフォークすれば無限にビットコインの発行数を増やしてどんどん利益を得られるようになっています。

イーサリアムの場合は逆で、元々発行上限は設定されていませんでした。
しかしアップデートにより2億1000万に限定されるのではと見られており、限定されることで価格が上昇して時価総額を上げる狙いがあります。

その他にはリップルやカウンターパーティのように、取引の度に消失していくデフレ通貨などもあり実に様々な形が取られています。

仮想通貨の流通量ランキング

現在市場で流通している数が多い通貨上位5銘柄をご紹介します。

1位 バイトコイン

流通量:183,253,534,612 BCN (上限数:1844億7000万BCN )
時価総額:53,908,851,011円
価格:0.294176円
2012年とアルトコイン黎明期から存在する通貨です。バイトコインはCryptoNightというアルゴリズムを採用することで、匿名性の高い取引ができる通貨です。
同じく匿名コインとして人気のモネロも、このバイトコインの技術をもとにして作られています。
送金元やコイン所持量がわからないためハッキングなどに強く、個人でもマイニングがしやすいのがポイントです。

2位 ドージコイン

流通量:112,315,239,513 DOGE (発行上限なし)
時価総額:44,941,891,599円
価格:0.400141円
柴犬のアイコンがとってもかわいいドージコイン。ビットコインをポップにしたコインと称されることも多く、ウェブ上でチップとして使われることも多いそうですよ。
ブロックの生成までの時間もスピーディで、ビットコイン10分・ライトコイン2.5分なのに対してドージコインは1分未満と実用性も兼ね備えています。
ソチ五輪の時にジャマイカのボブスレーチームへの寄付に使われたことから値を上げ、2017年に入ってアルトコイン全体の価格が上がってから高騰しました。

3位 トロン

流通量:65,748,192,476 TRX (発行上限:100,000,000,000TRX)
時価総額:54,986,139,402円
価格:0.836314円
イーサリアムをベースに2017年9月に誕生したばかりの新しいコインです。
オンラインゲームやコンテンツ配信を効率化するために開発され、他にも個人規模でICOができたり無制限にデータを流通する機能もあるので、ユーザーもクリエイターにも便利なシステムなんです。
発行上限は1000億となっていますが、イーサリアムの上限が設定されたらどうなるんでしょうか?今後動きがあるかもしれません。

4位 リップル

流通量:38,739,144,847 XRP (発行上限:999億XRP)
時価総額:1,848,842,057,570円
価格:47.73円
リップル社が発行・運営を行っているリップルは、国際送金の効率性を格段に上げるために開発されました。グーグルやSBIが大規模な出資したことでも大きく話題になりましたね。以前は社内の人間関係のトラブルが起こったりして、市場に大量のリップルが流出するのではないかと噂されていましたが2017年にはロックアップが発表されました。これを受けリップルは高騰し、市場の安全性も確保されています。

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5位 シアコイン

流通量:31,396,146,174 SC (発行上限なし)
時価総額:372,761,513,174円
価格:1.27円
2015年に登場したシアコインは、ストレージ(容量)を取引する通貨です。
オンラインストレージサービスといえば現在、Dropboxやグーグルドライブなどが人気ですよね。しかし、これらは一定量以上の容量を使用する場合は有料になってしまいます。そこでブロックチェーンを用いれば、より低コストで容量を有効利用できるのです。さらにそれだけではなく、シアコインのシステムでは自分の空いている容量を貸し出せば報酬としてシアコインが受け取れるという仕組みを採用しているのが特徴なんですよ。

時価総額を確認する方法

仮想通貨の銘柄の時価総額は、通貨発行量×市場価格で算出できます。
ちなみに2017年12月現在、仮想通貨全体の時価総額は55.7兆円となっています。
2017年初めには20兆円だったことを考えるといかにハイスピードな成長を遂げているかが分かると思います。
 

1位 ビットコイン

ビットコイン

時価総額:32,221,673,287,895円
流通量:16,737,787 BTC
価格:1,566,085円

言わずと知れた仮想通貨の代表格であるビットコイン、現在1BTC=200万円に迫る勢いです。総発行量2100万の内、現在1,670万BTCまで発行されています。
時価総額は1,925,085×16,737,787=32,221,673,287,895円という驚きの数字で、ちょっとした国家予算レベルになっています。
まだハードフォークが予定されているため、今後も価格は上昇するとみられています。

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2位 イーサリアム


時価総額:7,115,822,945,478円
流通量:96,307,822 ETH
価格:73,886.24円

スマートコントラクトシステムで、よりたくさんの情報を記録できるイーサリアムはビジネスシーンで大活躍です。EEAという企業連合にはJPモルガンをはじめ、トヨタやマイクロソフトなど大企業が参加しています。順調に値を上げて時価総額も7兆円を突破しています。

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3位 ビットコインキャッシュ

ビットコインキャッシュ
時価総額:2,986,071,496,074円
流通量:16,852,575 BCH
価格:277,187円

2017年8月にビットコインから分裂して生まれたビットコインキャッシュは、1つのブロックサイズが最大8MBなのが特徴です。誕生直後は価格を大きく下げたこともありますが、世界の大手取引所に続々と上場してから、時価総額も3兆円に迫る勢いですよ。

4位 ライトコイン

ライトコイン
時価総額:1,902,282,868,046円
流通量:54,279,608 LTC
価格:28,045.99円

凄腕エンジニアが開発したアルトコインで、開発者のチャーリー・リー氏はSNSなどを使ってこまめに情報を発信しており、カリスマ的人気があります。ブロック生成時間も短く、ビットコインに先駆けてセグウィットを実装するなど機能的にも優れています。
アメリカやヨーロッパで人気が高く、2017年後半に入ってから順調にランキングを上っています。

ライトコインのチャートから見る今後の価格と将来性

5位 リップル

リップル
時価総額:1,848,842,057,570円 
流通量:38,739,144,847 XRP
価格:113.73円 

6位 iota

流通量:2,779,530,283 MIOTA (発行上限2700兆)
時価総額:972,769,015,358円 
価格:349.98円
アイオータ・イオタと呼ばれるこの通貨は2016年7月に開発され、翌2017年に取引所に上場した比較的新しい通貨です。
iotというInternet of Things(モノのインターネット)で使われることを想定して開発されたことでも注目を集めました。モノのインターネットとはパソコン以外に搭載されたインターネットのことを総括した呼称です。
たとえばテレビやエアコン、冷蔵庫や車などがインターネットにつながっているとより便利になりますよね。しかしその一方で、ハッキングなどのリスクもより範囲が広がります。
もしもプログラムされた車が悪質なハッカーによって事故を誘発したら・・・とても危険です。
iotaはそんなモノのインターネットのセキュリティを管理するために生まれた仮想通貨およびコインです。ブロックチェーンではなくTangleという仕組みを用いていることでも注目され、取引にかかる手数料がタダで済むのが大きなポイントです。
香港のBitfinexなどで取引が可能ですが富士通などの大企業にも導入される見込みで、今後さらなる価格上昇やシェア拡大が予想されるコインです。

7位 xem

xem
流通量:8,999,999,999 XEM (発行上限8,999,999,999 XEM )
時価総額:798,277,360,244円 
価格:88.70円
xemはNEM(New Economy Movement)というプロジェクトで使われている暗号通貨の一つです。海外の仮想通貨の掲示板でutopianfutureというハンドルネームの人が考案したことから開発が進んで、2015年3月に公開されました。このあたりの経緯は少しモナコインなどと似ていますね。
ビットコインなどのマイニングによって新規発行される通貨とは違い、初めからすべての量が存在しておりハーベスティング(収穫)という仕組みで通貨が投資家に分配される仕組みをとっています。
ブロック生成時間もたったの1分とかなり早いので、実用的な面からみても優れています。
2016年12月からはシンガポールに本拠地を構え、NEM財団を設立しました。日本からはテックビューロ社のCEOである朝山氏が理事に名を連ねています。NEMのブロックチェーンを利用したmijinというプロジェクトも進行しているので、2018年にはさらに大きな成長を見せると予想されています。

8位 neo

流通量:65,000,000 NEO(発行上限1億neo)
時価総額:358,206,369,667円 
価格:5,510.87円
2014年に中国で開発されたアルトコインです。NEOの運営会社は現在上海に本拠地を置いています。「スマートな経済」を実現するために考案され、スマートコントラクト・SNS・広告・ブックマーク・データ交換などが行えるハイブリッドな仮想通貨として人気を集めており、その機能と特徴から中国版イーサリアムだと言われています。
もともとアントシェアーズという名前でしたが、2017年6月に名前が変更されてNEOになったという経緯があります。
資源産出国である中国ならではの仕様意図として、ガス市場で使われることを目的としたNeogasというトークンも発行されており、資源会社などの業務を効率化するために使われるとみられています。中国やアジアでは人口が多く、金融システムの統一がなされていないためこういったブロックチェーン技術は低コストで普及されるのであらゆるビジネスでの活躍が期待されますね。
中国政府から使用を後押しされていることも破たんの可能性が低いという安全性につながり、主に中華圏で人気のあるコインです。

9位 zcash

zcash
流通量:2,888,444 ZEC(発行上限2100万 ZEC)
時価総額:149,011,639,045円 
価格:51,588.90円
2016年10月にリリースされた比較的新しいアルトコインです。
匿名性の高い通貨はダッシュやモネロなどたくさんありますが、その中でもZcashの匿名性は群を抜いています。というのも、この通貨は初めてゼロ知識証明という暗号学の理論を取り入れた存在なんです。
1986年に提唱されてから日の目を見ることがなかったゼロ知識証明は、いつしか忘れられた存在として扱われていました。しかし「パスワードを入力しなくてもランダムな応答を複数することで、認証ができる」という機能は仮想通貨に最適だったのです。
そのうえで、送受信アドレスと取引金額・残高などを匿名化することに成功しました。多くの匿名通貨が取引の一部匿名にとどまっているのに対して、ジーキャッシュは機密性という点で大きくリードしています。
JPモルガンと提携したことでも有名で、イーサリアムの匿名性を高めるために協力したことも話題になりました。2018年には大幅アップデートが予想されているので、さらに価格が上昇されるかもしれません。

10位 lisk

lisk
流通量:116,190,692 LSK(発行上限なし)
時価総額:244,249,172,641円 
価格:2,102.14円

リスクは多くの家電やパソコンという環境で使われているJavaScriptを開発言語に利用しているので、世界中で使われやすいという特徴を持つコインです。
サイドチェーン技術を利用しているため、性能をアップデートしやすかったり処理速度を向上させやすいなどの柔軟性があったり、取引承認時間がたったの10秒で済むという特徴があるので自販機や小売り店などでも決済方法として使えるのではないかという見方がされています。
リリースされてからしばらくは1LSK=10~20円で落ちついていたのですが、2017年5月から上昇しはじめて12月22日現在約2,100円と100倍以上と驚くべき成長率を見せています。
発行上限は設定されていないものの年数を経るごとに発行枚数が減少するようにプログラムされているため、急激なインフレが起きるのでは?というリスク対策も万全です。
国内ではコインチェックで購入でき、取引をしたい人はポロニエックスなどの海外取引所を利用するといいかもしれません。

11位 monero

monero
流通量:15,505,285 XMR(発行上限1,840万XMR)
時価総額:478,734,768,905円
価格:30,875.59円
2014年に発行されたモネロは匿名性の高い取引ができることから人気を集めています。
単位はXMRで、Crypto Noteという独自の仕組みを導入していることでも知られています。
ワンタイムリング署名というシステムで取引されているため、情報を特定されず安全に資金取引が可能なのです。取引に使う送金用アドレスは、ワンタイムアドレスといってごく短時間だけ使用できるものなので、だれがいくら送金したということが追跡できない上にアドレスをさかのぼって個人を特定されることができません。
2017年に入ってから順調に価格を上げており、8月に韓国の大手取引所のビットハブに上場した時には高騰して一時時価総額ランキングで3位に躍り出たこともあります。
日本ではコインチェックで購入可能です。

14位 イーサリアムクラシック

etc
流通量:98,550,336 ETC(発行上限未定)
時価総額:332,322,039,818円 
価格:3,372.10円 
イーサリアムクラシックは、2016年にかの有名なThe Dao事件によってイーサリアムがハードフォークしたことで生まれたアルトコインです。
分裂時に開発チームや投資家の大部分がイーサリアムに移動してしまったため、取引金額や市場規模としてはまだまだ小規模ですが、仮想通貨が元来持つ非中央集権を保持しようという姿勢に熱心なファンがついていることでも知られています。
元は同じだけあってスマートコントラクト取引などは、基本的な性質はほぼイーサリアムと同じです。しかしイーサリアムは大幅アップデート計画であるメトロポリスなどを控えているので、今後差別化が図られるかもしれませんね。
2017年5月にニューヨークで開催された、仮想通貨の国際的なサミットであるコンセンサス2017で業界の重鎮が「イーサリアムクラシックは過小評価されている」といった旨の発言されてからは少しずつ値を上げています。
大きな企業で使われるイーサリアムと比較するとハッキング被害を受けてからはセキュリティ面でも対策をとっており、個人やベンチャー企業などの比較的小規模な取引で活躍すると予想されています。

流通量ランキングでも上位のリップルですが、時価総額ランキングでも4位のライトコインに近づいています。リップルを使った国際送金システムは世界で100を超える金融機関に導入されており、アメリカ・イギリス・シンガポールなどでは中央銀行でも採用するようです。日本

でも三菱UFJ・みずほ・三井住友などのメガバンクに取り入れられており、2018年中に実用化を予定しています。

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