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日本でも企業がオリジナルの仮想通貨を発行する例が増えてきましたね。
たとえばあの三菱東京UFJグループがMUFGコインを発行したり、大手取引所でもオリジナルのトークンを発行しています。

今回ご紹介するのはあの楽天グループが発行する「楽天コイン」!
楽天といえばネットショッピングのイメージが大きいですが、そういった利用の仕方も出来るのでしょうか?
この記事の中で詳しく解説していきたいと思います。

楽天コイン

なんとあの楽天がコイン事業に参入!

2018年2月末、とあるニュースが大きな話題となりました。
それはなんと「楽天が独自のコインを発行する」といったものでした。

発表が行われたのは、2月27日にスペイン・バルセロナで行われた「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」の中の基調講演でした。

▽「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」とは?

携帯電話に関するプロパイダーなどの通信会社、販売会社、コンテンツ配信会社のトップが集まる世界最大級のカンファレンス(サミットのような大規模な会議)です。

業界黎明期の1987年に始まり、それからほぼ毎年スペインで開催されています。
日本からもたくさんの企業が参加しており、前述した楽天の他にもNTT DOCOMO/SoftBank/SONY/NECなどの通信・家電メーカーが参加しています。
その他にも、携帯電話やハードウェアやモバイル通信に関わるグッズの展示も行われており、それらのブースでは7社のスタートアップ企業が日本のパビリオンを展開しています。

世界全体で見ると2300社もの企業が参加しており、今年は2年ぶりに凱旋しんたサムスン電子が注目を集めたそうです。

特筆したいのは携帯電話に関係する企業だけでなく、トヨタ自動車/ダイムラー(メルセデスベンツ)/BMW/セアト(VWグループ)/マクラーレン
などの世界的な自動車産業が参加しています。
なぜか?と感じる人もいるかもしれませんが、現在クルマとインターネットは密接な関係があります。
カーナビはもちろん、走行データの管理、走行スタイル、などを管理するためによく使われています。

いわゆるIoT(モノのインターネット)と呼ばれるものですね。
今後はさらにAI(人工知能)や5G通信を搭載したネクストレベルのコネクテッドカーの誕生が待たれます。

今回のカンファレンスではそれらのモデルカーなども展示され、国内外から集まった人たちの関心をたくさん集めていました。
昨年の2017年版では回帰中に計20万人もの人々が集まったそうです。

そんな世界的なイベントで楽天コイン発行の構想が発表されたこともあり、海外のメディアでもたくさん報じられました。

楽天コインとはどんなコインなの?

楽天グループの三木谷代表は、楽天コインはブロックチェーンを元に開発することが明らかになっています。
この楽天コインを使ったプラットフォームで、会員情報と楽天ポイントを国内外で管理しやすくするというビジョンがあることを発言しています。

さらに三木谷氏は、楽天グループが総務省へ携帯電話向け電波のための取得を申請したことについても言及しており

「MNOのゲームチェンジャーになる」

という強気の姿勢を見せました。

ネットショッピングをはじめとして、楽天は今までもオンラインでのビジネスで先頭を走ってきました。「ネットワークとコンテンツ、EC(電子商取引)はより密接になっている。将来的にも、たくさんの大きな企業がモバイル端末事業に興味を持つだろう」といった旨の説明をしています。

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今後は楽天以外にも、異業種が携帯電話事業へ参入する流れが主流になると見られています。

導入の時期、コインの詳細、取引所への上場の有無などは明らかにされていませんが、大きなイベントで発表するくらいですので結構細かく決まっているところがあるのではないかと思われます。

ちなみにMNOとはmobile network operatorの略称で移動体通信事業者の意味です、自社が通信回線を保有して通信サービスを提供する会社のことを言います。

日本では NTTドコモ・ソフトバンク・auが主に知られておりますが現在ではウィルコムやUQも広く知られていますね。
すでにある回線を利用する会社のことをMVNOと呼び、ワイマックスなどが有名です。

この仕組みだと仮想通貨ともよく似ているように感じますね。
楽天はすでに楽天モバイルと呼ばれるサービスを提供しており、いわゆる格安simと呼ばれる定額料金のプランが利用できることから人気を集めています。
今後はさらに回線も楽天独自のものが提供されるとのことで、どんどん充実したサービスが登場するのでは?と予想されます。

楽天コインは売買する事も可能になるの?

楽天コインは現時点では投資としての仮想通貨の面は明らかになっていません。
電子商取引の面でメインに使うことを想定しているようです。
(電子商取引はネットショッピング)
楽天は日本最大規模のマーケットを獲得しており、企業の時価総額は25億ドル(約1.3兆円)以上だと言われています。

たしかに、通販といえば楽天というイメージを持つ人も多いですよね。

同様の事業を行なっているアマゾン/アリババ/eBayのようなオンラインショップのライバルたちと楽天を差別化したいようですね。

それに加えて三木谷氏は小売業者と卸売業者のサイクルを「再構築する」という大きなビジョンを持っていることを講演でスピーチしました。

楽天は以前、ビットコイン決済代行サービスのビットネット(BitNet)へ出資し、ブロックチェーン技術をネットショッピングとフィンテックで応用できるかという点を研究するための「楽天ブロックチェーン・ラボ」を開設しています。
それからしばらくは動きがなく、投資家からは将来的な予定がどうなっているのか気になるという声が多く募っていました。
2年近くたった現在、ようやく計画が動き出した印象ですね。
ちなみに楽天ブロックチェーンラボは、ビットネットが本拠地を置くイギリスにあります。
先日金融庁から指導を受けたマカオのブロックチェーンラボラトリーとは別物です。

楽天コインと楽天ポイントの違い

楽天ポイントとは楽天市場で買い物をしたり、楽天roomというアフィリエイトとSNSが融合したシステムなど、楽天グループが提供するサービスを利用するともらえるポイントです。
このポイントか貯まれば、商品の値引きができたり、料金を抑えたり、景品との交換ができます。

楽天を利用したことのある人は、このポイントを貯めているという人も多いのではないでしょうか?

ネットワークで資金的に利用できるという点で仮想通貨と同じようなものなんじゃないの?と感じる人もいるかもしれませんが、これらは全く別物です。

ポイントは楽天グループが自社サーバーでネットワークの中で管理しているもので、顧客情報は厳重に管理されているとは思いますが裁量は楽天に任され法定通貨との交換は出来ず、楽天ポイント自体には投機的な価値があるとはいえません。
あと、ポイントはその国の中だけで使うことができます。
たとえば日本の楽天でもらったポイントを他の国の楽天で利用することはできません。

そこで楽天コインは各国で同じようにポイント管理出来たり、会員情報を共有できるようにするようです。

世界中のパソコンで取引履歴を保存する分散ネットワークを利用することで、このシステムが可能になります。

日本で人気が高まりそうですね。

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