仮想通貨のおすすめ取引所

こんにちは。

仮想通貨にどっぷりはまり中のロリ系女子のさやかです。

ビットコインの価格上昇が続く中で、仮想通貨の売買を行う取引所もどんどん増えています。これから仮想通貨をしたい人は、どこを選べばいいか分からなくなってしまいますよね。そこで今回は国内と海外の取引所を徹底比較したいと思います。
皆さんの取引所を選ぶ際のご参考になれば嬉しいです。
以前は海外FXにはまってました。
海外FXおすすめの記事などで見てみて下さい。

仮想通貨取引所多すぎ!今どのくらいある?

そもそも仮想通貨取引所とは、ビットコインやその他の通貨を売買するための機関です。
注文板でユーザーが直接取引するところが多いですが、FXや信用取引をする所、マイナーなアルトコインやトークンを販売するところなどそれぞれに特色があります。
現在ではそれらを総合して、仮想通貨を販売しているところはすべて仮想通貨取引所と呼んでいます。

国内の仮想通貨取引が拡大するにつれて取引所の数もどんどん増えており、2017年10月末までに金融庁に登録されている業者は15か所にも上っています。
しかし実際に取引所の業務を行っている箇所はそれ以上あります。海外は日本ほど法整備が進んでいるところが少ないからか、もっと多くの取引所が日々誕生しています。

仮想通貨の取引量などの総合サイトであるcoinmarket capのCryptocurrery exchange(仮想通貨取引所)の欄を見てみると、なんと171箇所もあることがわかります。
その中でも取引高ランキング上位の海外の取引所を見てみましょう。

海外の仮想通貨の取引所ランキング

1位 Bitfinex

bitfinex
現時点での取引量第1位は香港の仮想通貨取引所のBitfinexです。
ビットコインが一番人気とは言え、ライトコインやイーサリアムなどアルトコインのシェアも高い取引所ですね。ドル建て・ユーロ建てで取引できるため、海外に多くの利用者が存在しています。関連会社が発行しているテーザーというコインも人気があるようです。

2位 GDAX

gdax
こちらはアメリカの取引所です。アメリカは取引所などが規制されていましたが、ライセンスなど制度が整えられて、徐々に活気を取り戻しつつあります。
ビットコインはドル・ユーロ・ポンドで取引でき、ライトコインの人気が高いのも特徴です。取引画面も高機能なので、よりハイレベルな売買をしたい投資家にもぴったりです。

3位 Bithumb

bithub
ビットハブは韓国の最大手取引所です。価格が高いのが特徴で、他の取引所が1BTC=16,000ドル前後なのにこちらは17,000ドル代となっています。おおよそ10万円ほど高い相場となっているので、アービトラージ取引をしたい人には最適ではないでしょうか。ビットコインキャッシュなど、ほかのアルトコインも高めに設定されています。日本語対応もしているので、日本人ユーザーも多く存在していますよ。

4位 BitMEX

bitmex
こちらは香港にある会社で、主にビットコインのFX取引で人気があります。本人確認が必要ないため、完全匿名での取引が可能な点から世界中から利用者が集まっています。
さらに最大で100倍ものレバレッジがかけられることも大きな特徴です。日本語表示にも対応できるため、より高いリターンが欲しい人には良いかもしれません。

5位 Bittrex

bittrex
こちらもアメリカの仮想通貨取引所です。ビットレックスは取り扱っている通貨の種類が200種以上と、世界的にみてもダントツで多いです。
そのため、取引高のランキングを見てもペペコイン・ネクストなど珍しい名前が多く並んでいます。アルトコインの取引を行いたい人に向いている取引所といえるかもしれませんが、英語対応のみなのでそこだけ注意が必要ですね。

以上が世界の上位5か所の取引所でした。相変わらず中華圏やアジアも強いですが、ルールが制定されたアメリカの取引所がまた活発になってきている感じがありますね。
その他の有名取引所のランキングは下記の通りです。

6位バイナンス(中)、7位OKEx(中)、8位コインチェック(日)9位ポロニエックス(米)、10位HitBTC(英)という並びでした。(12/12現在)

日本の大手ではコインチェックが最高位で、ビットフライヤーが16位・ザイフが21位・BTCBOXが22位・フィスコが24位という結果になりました。
やっぱりハードフォークが相次いでいるので中国系の取引所が上位を占めていますね。
次のセクションでは、日本で売買が行える取引所を開設したいと思います。

※記載されている情報は記事作成時の2017年12月12日現在のものです。変更や相違点がある場合もあるので、大まかな目安としてご覧ください。

【コインの種類・手数料・セキュリティ】国内の仮想通貨の取引所を徹底比較。

ここでは、国内の取引所を中心に日本からでも利用できる海外取引所を含めて、利用しやすさなどに焦点を当てて比較していきたいと思います。

・コインチェック

コインチェック
2014年からビットコイン取引所として営業しています。取り扱い通貨の種類は国内最多を誇っており、時価総額上位のアルトコインが買いやすいと評判が高いです。
初心者でも使いやすいように、チャートやアプリがシンプルで操作しやすいのも人気のポイントです。

通貨の種類 13種類
通貨 ビットコイン・イーサリアム・イーサリアムクラシック・リスク・ファクトム・モネロ・オーガー・リップル・ジーキャッシュ・ネム・ライトコイン・ダッシュ・ビットコインキャッシュ
取引手数料 ビットコイン現物取引は無料・アルトコイン販売所はスプレッド有
セキュリティ 東京海上日動火災保険と提携して100万円まで通貨の盗難補償あり(2段階認証の必要があります)

コインチェック取引所を使用する上での注意点。手数料が少し高いのがネック?

・ザイフ

ザイフ
テックビューロ社が運営する取引所で、仮想通貨を使った定期積立などユニークなサービスが数多く存在しています。先日はグループが同じCOMSAがICOに成功したことが大きなニュースとなりました。また、クレジットカードが使える数少ない取引所のひとつでもあります。

通貨の種類 仮想通貨4種類・トークン11種類
通貨 ビットコイン・イーサリアム・モナコイン・ネム/カウンターパーティ・ザイフ・コムサ・ペペキャッシュ・ストレージコイン・ビットクリスタルズ・フィスコ・カイカ・ネクスコイン・ゼン
取引手数料 ビットコイン・モナコインの現物取引は-0.01%
セキュリティ 出金アドレスの制限による不正アクセス対策

ザイフは仮想通貨とトークンが買える取引所!そのメリットとデメリット?

・ビットフライヤー

ビットフライヤ―
テレビCMでもおなじみの取引所で、ビットコイン取引が国内トップクラスの取引所でsです。電通やメガバンクなど、大手企業から出資を受けていたり、情報サイトやビットコインを使った寄付などいろいろなコンテンツが充実しています。ビットウェアというアプリを利用すれば、手数料がお得になりますよ。

通貨の種類 6種類
通貨 ビットコイン・イーサリアム・イーサリアムクラシック・ライトコイン・ビットコインキャッシュ・モナコイン
取引手数料 現物取引0.01~0.15%
セキュリティ 三井住友海上火災保険株式会社と協力して、盗難されたコインが不正に日本円出金された場合100万円まで補償。

ビットフライヤー取引所の評判!手数料が高いのがデメリット

・BitTrade(ビットトレード)


ビットトレードは2016年9月に開業した、比較的新しい仮想通貨取引所です。FXトレード・フィナンシャルのグループ会社として誕生した背景もあり、チャートが高機能なのがポイントです。アルトコインが取引板で売買できたり、LINEですぐ対応してくれるなど、サポート体制もしっかりしています。

通貨の種類 6種類
通貨 ビットコイン・イーサリアム・ビットコインキャッシュ・リップル・ライトコイン・モナコイン
取引手数料 0.2~0.45%、BCCやLTCは0.7%
セキュリティ 通貨をコールドウォレットで保管するなど、ハッキング対策をしている。

bittrade(ビットトレード)の登録方法と入金方法。手数料を比較

・ビットバンク

ビットバンク
2014年に創設された取引所で、中国大手のOKコインと提携していることでも注目されています。FXユーザーが多く用いるtrading viewを操作画面に導入しており様々なテクニカル分析ができ、より綿密な取引ができます。ブローカー向けのbitbank For Brokerという取引所を開設したのも話題になりましたよね。

ビットバンクでの手数料一覧と他の取引所との比較。どっちが得? 

通貨の種類 6種類
通貨 ビットコイン・イーサリアム・ビットコインキャッシュ・リップル・ライトコイン・モナコイン
取引手数料 無料
セキュリティ ビットコインセキュリティ専門会社の「BitGo」と提携し、顧客の通貨を不測の事態から守っている。

・gmoコイン

gmoコイン
インターネットサービスやFXなど、オンライン金融システムを手広く手掛けるGMOグループが開設した仮想通貨取引所なので、サーバーや運営が安定しているのがおおきな魅力です。個人間の売買取引は対応しておらず、販売所で入手したコインをFX取引する形式がとられています。レバレッジは最大25倍と国内最大。アプリもFX機能に特化したもので、サクサクと操作できると人気が高いです。

通貨の種類 5種類
通貨 ビットコイン・イーサリアム・ビットコインキャッシュ・ライトコイン・リップル
取引手数料 現物取引無料・レバレッジ手数料は0.05%/1日
セキュリティ 通貨の大半をコールドウォレットに保管して不正アクセスへの対策をとっている他、三井住友海上火災保険株式会社と提携して対策をしている。

仮想通貨販売所でFXをやるならGMOコインがおすすめ

・QUOINEX

QUOINEX

2014年にシンガポールで開業してから、東京に本社を移したコインエクスチェンジ。世界仮想通貨の種類は少ないものの日本円をはじめとして、アメリカドル・香港ドル・シンガポールドルなど10種類の法定通貨を取り扱っており、通貨ペアは22種類と豊富です。日本の銀行のの多くと提携しているため、新たに口座を作る必要はありません。先日ICOを行ったことでも大変話題となりました。

通貨の種類 2種類
通貨 ビットコイン・イーサリアム
取引手数料 現物取引0%
セキュリティ マルチシグネチャ(複雑な認証システム)を採用していたり、仮想通貨の多くをオフラインで保管・管理している。

QUOINEXの登録方法と使い方。ビットコイン取引所の手数料比較

・東京ビットコイン取引所

2016年11月に設立され、2017年12月1日に金融庁に正式認可されたばかりの新しい取引所です。デジタルコンテンツや証券取引・フィンテックを行うテコテックの子会社で、今後の成長が期待される取引所のひとつです。

通貨の種類 1種類
通貨 ビットコイン
取引手数料 無料
セキュリティ 資産の分割管理や不正アクセス対策など、JCBA(一般社団法人日本仮想通貨事業者協会)が定めるセキュリティを遵守している。

・SBIバーチャルカレンシーズ

SBIグループが提供する仮想通貨取引サービスです。当初は2017年夏ごろに開設する予定でしたが、延期され12月下旬からサービスがスタートする見込みです。リップル社と業務提携しており、新しい送金システムなどが期待されています。オリジナルのトークンのSBIコインの発行も予定しており、コンテンツも充実しているのではないかと予想されます。

通貨の種類 4種類
通貨 ビットコイン・イーサリアム・リップル・SBIコイン
取引手数料 ?
セキュリティ ?

・btcboxビットコインボックス

ビットコインボックス
取引所としてのサービス開始が2014年3月と、日本では早い時期から営業を行っています。
サイバー攻撃されたりなどの事件がないため、安心して利用できるとして人気の取引所です。日本版と海外向けにサイトが分かれているのが特徴。サポート体制がとにかく万全で、メール・LINE・Whatsup(アプリ)・電話に対応しています。電話番号を開示していない取引所も多くある中で、利用者にやさしい取引所であるといえます。

通貨の種類 日本2種類/国際版3種類
通貨 ビットコイン・ビットコインキャッシュ/国際版 ビットコイン・イーサリアム・ゲームクレジット
取引手数料 無料
セキュリティ 大半の通貨をコールドクレジットに保管して銀行金庫にて厳重保管しています。

ビットコインボックスの取り扱い通貨と入金方法。登録の仕方総まとめ 

・kraken

2011年にアメリカ・サンフランシスコでスタートアップした企業です。2014年に日本進出に、ユーロ・アメリカドル・イギリスポンド・日本円・カナダドルなど対応している法定通貨の種類が多いのが特徴で、国際的に安定した人気があります。サイトのデザイン性が高かったり日本語表示されていることなどから、国内でもファンが多く存在しています。

通貨の種類 2種類(法定通貨によって異なる)
通貨 ビットコイン・イーサリアム
取引手数料 0~0.26%
セキュリティ 2段階認証・コードウォレットを導入している。

・Lemuria

あまり有名ではないですが、実は2015年12月から営業している中堅どころ。代表取締役の柴田倫宏氏は、かつて電通関連企業でアプリ開発などに携わった人物です。krakenのビジネス開発を務めたジェイムズ・マックワイト氏がアドバイザーを務めており、本格的なシステム構築がされています。100円からの少額投資ができるうえに手数料が無料なので、初めて売買を行う人にもおすすめです。

通貨の種類 1種類
通貨 ビットコイン
取引手数料 無料
セキュリティ 国際的なセキュリティサービス「bitGo」を国内で初めて導入。

・Money365

カレンシーポート株式会社が運営するMoney365は、独自の取引システムDeals4を導入していることがポイントです。このシステムはブロックチェーン技術を用いて、ビジネス取引や契約を規模に関係なく安全かつ迅速に行うものです。金融庁の基準を満たせなかったため、現在は取引所の機能を一時休止しており、再開は未定となっています。

通貨の種類 1種類
通貨 ビットコイン
取引手数料
セキュリティ

・BITPoint

電力事業をはじめとして、エネルギー関係の事業を行っている上場企業リミックスポイントが運営している仮想通貨取引所です。レバレッジも25倍まで対応しており仮想通貨取引でハイリターンを望む人にむいているかもしれませんね。今はそこまで人気があるとは言い難いかもしれませんが、元金融庁長官が特別顧問を務めるなど今後の活躍が期待される企業です。

通貨の種類 3種類
通貨 ビットコイン・ビットコインキャッシュ・イーサリアム
取引手数料 現物・レバレッジ・FXすべて無料
セキュリティ 楽天証券の元最高技術責任者が開発した、証券会社と同レベルのセキュリティシステムを利用。

・ARG(アルゴ)

金融・医療・農業に関わるシステム開発をしているシーエムディラボが2017年5月に設立したとても新しい取引所です。独自の分析ソフトiAlgoを利用し、詳細な取引が可能でしたが法整備に基づく金融庁が定めた整備に間に合わなかったためか、一時営業を休止していました。12月1日に新たに正式認可されたため今後営業再開する見込みです。

通貨の種類 1種類
通貨 ビットコイン
取引手数料 (公式サイトには入出金手数料の記載のみ)
セキュリティ ?

・みんなのビットコイン

みんなのFXを運営するトレイダーズホールディングスが設立した仮想通貨取引所。
FX市場での経験を元に操作性が高く、高機能なチャートを作成しており、上級レベルのトレーダーにも対応可能です。取引処理件数は毎秒100万件というから、サーバーダウンすることなくスムーズに売買が可能です。アジア系の法定通貨にも多数対応しています。

通貨の種類 3種類
通貨 ビットコイン・イーサリアム・ビットコインキャッシュ
取引手数料 ビットコイン-無料、それ以外0.25%
セキュリティ コインウォレットをオフラインで管理しており、不正アクセスを検知するシステムで通貨を保管。

・Fisco

フィスコ
ジャスダックに上場している株式会社フィスコが母体となっているため、運営が安定しており突然取引所がなくなるなどの心配がありません。ザイフの取引システムを導入しているため、ザイフを利用したことのある人は使いやすいでしょう。独自のトークンを発行しており、今後これを使ったサービスが充実すると見られています。将来的には信用取引にも対応する予定です。

通貨の種類 3種類
通貨 ビットコイン・ビットコインキャッシュ・モナコイン/フィスココイン・カイカコイン・ネクスコイン(トークン)
取引手数料 無料
セキュリティ 複数層を用いて取引所のシステムを外部から遮断している。

・FIREX

クラウドファンディングで有名なCAMPFIRE社が新事業として、2017年3月に仮想通貨取引に参入しました。こちらも取引システムはザイフのものを取り入れております。クラウドファンディングに仮想通貨を取り入れ、より効率的な資金調達やビジネススタイルを構築するビジョンを持っています。オリジナルトークンのCAMPFIRECOINの発行を計画しており、ICOのようなスタイルでの取引が可能になるのでは?と期待が集まっています。2017年9月から一時休止しており金融庁への登録が済み次第、取引が再開される見込みです。

通貨の種類 1種類
通貨 ビットコイン
取引手数料 ?
セキュリティ ?

国内取引所の手数料、セキリティの比較表

上記ではそれぞれの取引所の特徴をご覧いただきましたが、この項では表にしてサービスの比較を行いたいと思います。

取引所 通貨の種類 仮想通貨FX 手数料 セキュリティ
コインチェック 13種類 0%
ザイフ 4種類 -0.01%
ビットフライヤー 6種類 0%
ビットトレード 6種類 0.2~0.45%
ビットバンク 6種類 0%
gmoコイン 5種類 0%
QUOINEX 2種類 0%
東京ビットコイン取引所 1種類 0%
SBIバーチャルカレンシーズ 4種類
btcbox 2種類 0%
kraken 2種類 0~0.26%
Lemuria 1種類 0%
Money365 1種類
BITPoint 3種類 0%
ARG(アルゴ) 1種類
みんなのビットコイン 3種類 0%
Fisco 3種類 0%
FIREX 1種類

※セキュリティのレベルについては、金融庁が制定したものを中としました。会社が独自にサービスを付加している場合は高としております。詳しくは公式サイトでご確認ください。
通貨の種類に関してはトークンを排して表記しております。また、海外向けに異なるサービスを提供している場合は日本国内・日本円で取引できる仮想通貨の種類を記載しました。
この記事で仮想通貨FXは、信用取引・レバレッジ取引なども含めています。
サービス開始前、一時休業中の取引所に関しては?マークといたしました。

海外の取引所を使うのはちょっと怖い‥やはり国内の取引所が安心

仮想通貨取引所を利用していくと、手数料が安くて取り扱いコインの種類が多い海外取引所を利用する人も多いと思います。
しかし、一口に海外取引所といっても中国・香港・韓国・アメリカ・・・など様々な国が含まれます。もちろん国が違えば法律や常識も異なるので、日本ではこういう時にこうするから大丈夫だろう。という思い込みを持つことは危険です。
オンラインで売買する仮想通貨取引は常にハッキングのリスクがあり、対策やセキュリティ設備も取引所により異なります。仮想通貨と言えども、あなたの大切な資金なので事前に調べてから登録するようにしましょう。

2017年だけでも海外の取引所やマイニングプールなどで、大規模な事件が起こっています。

・Bithumbハッキング事件

2017年7月に、韓国最大の仮想通貨取引所のビットハブがハッキング被害にありました。
ビットハブはビットコインだけでなく、イーサリアムの取引量が世界でトップクラスを誇ります。しかし、その知名度の高さから思わぬトラブルに巻き込まれてしまいました。
サイバー攻撃を受け、多数の利用者の名前・メールアドレス・携帯電話番号などの個人情報が洩れてしまったのです。その結果100万ドル(1億円)以上の仮想通貨が盗み出されてしまいました。
被害の規模は詳しくは明らかにされていないものの、100人以上のアカウント情報が流出し、人によっては100万円近くも盗難されてしまったそうです。
しかし、この事件はビットハブに問題があったとは一概には言えません。隣国の北朝鮮の工作員による仮想通貨盗難が世界中で頻発しており、これもハッカー集団が取引所職員の自宅のパソコンを狙ったものではないかと見られています。
ちなみにハッキングの手口はウイルスのファイル名を工夫するというありふれたものですが。確定申告の時期には「税務書類」などと名称を変えて送られてくるそうですよ。
これならたしかに思わずクリックしてしまいそうです。

・poloniexハッキング

アメリカの取引所であるポロニエックスは100種類以上の仮想通貨を取り扱っているため、世界中から投資家が集まっています。世界最大級の取引量を誇るということは、ハッカーの格好の的ということですよね。2014年にはポロニエックスで保管していたビットコインの1割が盗難された事件が起こったことも有名です。
もちろん取引所は対策してはいるものの、あまりに取引への需要が高まっているために対応が追い付いていないようです。運営に問い合わせても返答が極端に遅いか、無視されるという声が多く聞かれます。
毎日のように不正アクセスが起こっているようで、2017年9月には3,000ドルの通貨が盗まれたというユーザーもいました。個人を狙っていると金額が少ないので、あまりニュースになりにくいようですが、怖いですね。

・BTCeロシア関与

仮想通貨黎明期から取引所としてサービスをスタートしていたブルガリアに籍を置くBTCe、アメリカをはじめとして様々な国で取引が行われていました。しかし、2017年7月この取引所を運営に関係しているロシア人がBTCeを使って不正にマネーロンダリングをしているという疑惑が持ち上がったのです。
そしてFBIによって捜査が行われ、機器やドメインを押収。突如として閉鎖状態になってしまいました。
現在でもBTCeの公式サイトは凍結されており、見ることができません。

実際に逮捕されたのはAlexander Vinikという人で、BTCeを運営していたのはAlexey Demedov氏です。しかし、捜査中のためか公式な声明は発表されることはなく、さまざまな噂が一人歩きをしている状態です。
このマネーロンダリング事件とは別に、急遽取引所のシステムが使えなくなったので出金が間に合わなかったユーザーも多数いるそうです。
ハッキングではなくてもこんな感じで自分の資産が扱えなくなることがあるんですね・・
・。

・NiceHash

こちらは2017年12月7日というごく最近起こった事件です。中国の大手マイニングプールシステムのNiceHashの業務が全面停止され、トップページにはセキュリティ侵害があったことが明らかになったのです。被害の詳細は細かくわかってはいませんが、少なくとも4736BTC(事件発生時のレートで76億円)が盗難されたと見られています。
不正アクセスに使われたと思われるビットコインアドレスが、投資家により見つけられています。それまで残高が0BTCだったのに、突如として4655BTCが入金されているなど不審な点があるようです。
ビットコインの値段がかなり上昇している中でこういった事件が起こると、被害額もものすごい金額になるのですね。

過去には日本でこんな事件も…

とはいえ、日本の取引所も完璧というわけではありません。
過去にはこんな事件も起こっています。

・マウントゴックス事件

今でも語り継がれる悪名高い事件です。2014年2月23日に突然全取引が中止されサイト自体が消去されてしまいました。
事件が大きすぎて様々な説が立っているのですが、システムの不具合が発生したときにサイバー攻撃を受け盗難に長年も気づかなかった、CEOを務めていたマルク・カルプレス氏によって仕組まれた大規模な横領事件だ。などあらゆる見方がされています。真犯人は先ほどBTCeの事件で逮捕されたAlexander Vinik氏だとも言われています。
流出したビットコインの数は744,408BTCと桁外れの数です。当時のレートで115億円もの金額になります。
しかし、現在のビットコインの高騰でマウントゴックスの資産が負債を超えたため、業務再開を予定しているようです。不誠実な対応のイメージがあるため、ユーザーを取り込めるかが不安視されています。

自分でできる取引所への防衛策

ハッキングを始めなどの不測の事態は、いつ起こるか分かりません。
国内・国外問わずに仮想通貨取引所を利用するときは、自分でできる防衛策を事前に行うのが得策です。すぐに始められる対策としては以下のものなどがあります。

・メールアドレスは専用のものを

SNSなどと同じメールアドレスで登録されている場合、ハッカーが不正アクセスしやすくなってしまいます。取引所がハッキングされたときも、情報流出の被害を最小限に抑えることができます。
複数のメールアドレスを管理するのが面倒という場合には、サンダーバードなどのメールサービスを使うと統一管理できます。スマホでもメールアカウントを何個も保管できますよ。

・通貨はオフラインで保管する

短期で1日に何度も売買する場合以外は、手持ちの通貨をすべて取引所においておくのは危険です。売買する分だけ取引所に残しておいて、中長期保有したい通貨はオフラインで保管しておくことをおすすめします。
ハードウォレットというWiFiやUSBメモリのような形状で、仮想通貨のデータを移せるものを利用するのもよく使われています。機械自体に暗証番号が設定できるので、第3者に触られても大丈夫です。
その他にもペーパーウォレットという、通貨をQRコードい変換して紙に印刷できるというサービスもありますよ。

・情報収集は怠らない

仮想通貨に限らず投資を行う上で大切なのが、最新の情報収集です。
掲示板やチャットで情報収集するのもいいですが、取引所などが運営しているニュースサイトなどは情報の正確性から見てとてもおすすめです。
そのほかにも有名投資家などのツイッターアカウントなどをフォローしておけば、すぐフレッシュなニュースを知ることができますよ。

日本は2017年4月に仮想通貨に関する法律が制定されたこともあり、仮想通貨取引に金融庁が関わることになりました。
日本の仮想取引所は金融庁の審査のせいで通貨の種類が増えないなどの声もありますが、利用者が不用意なトラブルに巻き込まれないために重要な役割を担っているんです。
国が仮想通貨取引を管轄することで、初めて利用する人でも安心して取引できるようになっているんですよ。

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