今回は国内における仮想通貨取引所で最も人気があるコインチェックのアプリのダウンロード方法と使い方について解説していきたいと思います。

■コインチェック(coincheck)にはアプリがある?

コインチェック公式アプリ
コインチェックにはコインチェックの公式アプリである「Coincheck ビットコインウォレット」という主にモバイル端末向けのアプリがあります。
対応している端末はiPhoneやiPadなどのios端末とスマートフォンなどのAndroid端末で、こうした端末からでも非常に見やすく簡単に操作することが出来るようになっています。

特にiOS版(iPhone)版では、このアプリをインストールすると、コインチェックで取り扱われている全ての銘柄の価格変動が一目で分かるウィジェット機能が付いてきます。
これによりいつでもどこでも一目でそのすべてのコインの価格変動を確認できるので大変便利です。(ただしAndroid版ではこのウィジェット機能は付いてきません)

■スマホでアプリがあると超便利。コインチェック(coincheck)のアプリのダウンロード方法

コインチェックアプリ「Coincheck ビットコインウォレット」は、スマートフォン(Android端末)だとGooglePlay、i-phone(ios端末)だとAppStoreでそれぞれダウンロードすることが出来ます。
いずれもインストールは無料です。

尚ダウンロードは以下から行うことが出来ます。
(GooglePlay)
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.coincheck.android

(AppStore)
https://itunes.apple.com/jp/app/coincheck-ビットコインウォレット/id957130004?mt=8

上記URLにてアプリをダウンロードしたら、コインチェックのログイン画面が表示されます。
アカウントを持っていなければ「新規登録する」からアカウント作成してログインし、すでにアカウントを持っている場合は「すでにアカウントをお持ちの方はこちら」から、いつものようにログインする際のメールアドレスとパスワードを入力します。
これでアプリの設定が完了します。

※ちなみにコインチェック公式ではないアプリも多いので注意して下さいね。

コインチェック非公式アプリ

インストールしてアカウント作成かログインするだけなので簡単です。

■コインチェック(coincheck) のアプリの使用方法

●チャートの見方について
コインチェックのアプリのチャートでは線チャートの他に、ローソク足で価格の推移を確認することが出来ます。
線チャートは線だけというようにシンプルで値動きを確認するうえで初心者にとっては分かりやすいですが、ローソク足だと値動きやトレンドなどをしっかりと精査することが出来ます。

▼ローソク足の見方について
ローソク足は長方形部分の上下の端が始値と終値を表しており、そこから上下に伸びている線であるヒゲと呼ばれるものが、その時間帯における最高値(上ヒゲ)と最安値(下ヒゲ)を表しています。
このローソク足からその先の値動きをある程度予測することも可能です。(ただし仮想通貨の場合は投資指標がない分株よりもチャートが予測しずらいので注意が必要です。)

●価格表示の切り替え
線チャート/ローソク足の下にあるロゴから、「日本円/JPY建て」と「ビットコイン/BTC建て」を選択することもできます。
日本円/JPY建ては日本円でどれだけ買えるか、ビットコイン/BTC建てはビットコインでどれだけ買えるかをそれぞれ表します。

基本的には日本円/JPY建てで良いでしょう。
ビットコイン建てに関しては海外取引所での通貨ペアが基本これになっています。
今後取引手数料が安く気兼ねなく頻繁にトレードできるような海外取引所で売買を行っていくつもりであれば、練習の意味でビットコイン/BTC建てにしてここで慣れておくのもありかと思います。

●時間軸の切り替え
チャートの時間軸は1分・5分・15分・1時間・4時間・1日から選んで切り替えることが出来ます。
例えば1分足という短い間でのチャートで見る場合は、短期的な値動きを追うのに便利ですが、これだけ見ていると目先の値動に翻弄されてしまいがちです。

ここで1分足以外にも5分・15分・1時間・4時間・1日というように、それぞれのチャートも併せて確認していけば、短期間のみならず日単位などでのトレンドも把握することができます。
したがってチャートを見る際の時間軸は、1分など短いスパンのものから、1日というように長いスパンの値動き・ローソク足にも目を通すことで、動向を精査するようにしておきたいところです。

●各種仮想通貨のチャートの切り替え

時間軸の下は総資産額が確認できますが、更にその下には各種通貨が単位で表示されており、これら通貨をタップすればそれぞれのチャートを閲覧することが出来ます。
この時の各取り扱い銘柄とその通貨単位は以下のようになっています。

BTC = Bitcoin (ビットコイン)
ETH = Ethereum (イーサリアム)
ETC = Ethereum Classic (イーサリアム・クラシック)
LISK = LISK (リスク)
FCT = Factom (ファクトム)
XMR = Monero (モネロ)
REP = Augur (オーガー)
XRP = Ripple (リップル)
ZEC = Zcash (ジーキャッシュ)
XEM = NEM (ネム)
LTC = Litecoin (ライトコイン)
DASH = DASH (ダッシュ)
BCH = Bitcoin Cash (ビットコイン キャッシュ)

※リップルはその名称から通貨単位がREPであるオーガーと紛らわしいうえにすぐ隣に表示されていたりするので、コインチェックではこの両者を間違えてしまうという事が多々言われています。
なのでこの2つの通貨(リップル(XRP)とオーガー(REP))を購入する際には取り違えないように注意しておきたいところです。

アプリでも■二段階認証は可能なの?

コインチェックでの二段階認証はパソコン・ブラウザ版で出来る他、このアプリでも設定可能です。

  • ●二段階認証の設定方法について

ます画面左上にある「三」のアイコンをタップし、そこから「設定」を選択します。
更に「セキュリティ設定」から「二段階認証設定」をタップします。

その後「認証アプリ起動」ボタンをタップするとGoogle Authenticatorが起動します。
「キーを保存」画面に移行後「OK」をタップすると、6桁のトークンが表示され「完了」をタップすればGoogle Authenticatorの最下部にトークンが追加されます。

次に追加されたトークンが正しいかを確認するために、追加されたコインチェック用の6桁のコード部分をタップし1秒ほど押し続けてアクティブ状態にします。
更に画面右上にあるコピーアイコンでコピーします。
そしてコインチェックアプリを起動して、「二段階認証が完了しました。」と表示されたら完了です。

■チャートはパソコンやスマホサイトで見るより見やすい?

コインチェックのスマホアプリのインターフェースは非常に見やすいことで定評があり、初心者の方でも難なく操作出来て快適にトレードする事が出来るようになっています。
またローソク足にも対応しているので、少し慣れてきたらこちらの方に切り替えられるというのもありがたいですね。

■アイフォンiphoneとアンドロイドandoroid両方ある?

アプリはアイフォンとアンドロイドの両方でダウンロードできますが、上でも記載通りアイフォンの場合はAppStore、アンドロイド(スマートフォン)の場合はGooglePlayから、それぞれアプリのダウンロードを行うことが出来ます。
そしてアイフォン(ios端末)の場合はウィジェット機能により、全ての銘柄の価格変動が一目で分かるのが魅力的です。

■手数料はパソコン版コインチェック(coincheck)と変わらない?

アプリでの売買の際は、ビットコインも含めすべて販売所形式での取引になります。
販売所形式での購入だと、個人間ではなく間にコインチェックが仲介となりコインを販売する形になるので、中間マージンとしてスプレッドを含めた手数料が発生する分だけ買値が高くついて売値が安くついてしまいます。

ちなみにスプレッドというのは売値と買値の差の事で、このスプレッドの分は手数料としては表示されません。
つまりパソコン版であればビットコインのみ指値注文で手数料を抑えることはできるものの、アプリでトレードする際はアルトコインはもちろんビットコインでも手数料が高くつきます。

■ビットコインの取引はコインチェック(coincheck)のアプリでは可能?

ビットコインの取引はコインチェック(coincheck)のアプリでは可能です。
ただし上でも書きましたがこのアプリで取引を行う場合、指値注文や逆指値注文をすることが出来ず、販売所形式での購入となり手数料が高くつきます。
(反面販売所では注文は即座に通り、ある程度大きな額でも一括して売買可能なのがメリットです)

指値注文や逆指値注文をしたいという場合は、パソコン版かブラウザーのコインチェックからのみ行うことが出来ます。
尚指値注文・逆指値注文を出来るのはビットコインのみで、他のアルトコインに関してはアプリと同様に販売所での売買となる為手数料が高くつきます。

■送金や売却などもコインチェック(coincheck)のアプリで可能なの?

このアプリではサイト上のコインチェックと同様に、通貨の送金や売却を始め日本円入出金・取引履歴の閲覧・チャットなども行うことが出来ます。
これらはアプリの画面左上にある「三」のアイコンをタップすることで、簡単に各種機能を利用することが出来ます。

しかしアプリ版ではビットコインの指値注文が出来ない他、パソコン・ブラウザ版で可能なレバレッジ取引にも対応していません。
レバレッジ取引というのは少ない資金でも多額の利益を得ることが出来るというものです。
少ない資金にレバレッジ(倍率)をかけることにより、それだけ期待値も大きくなるという訳です。

ちなみにこのレバレッジ取引では通常の仮想通貨の売買と違い「価格が高い時に売って価格が下がったら買い戻す」というように売りから取引を始めることが出来るので、期待値が膨らむ事に加えてトレードの幅が広がるのもメリットです。
その反面かけた倍率分だけ損失も大きるというようにリスクも高くつくので、あまり初心者向けではありません。

パソコン・ブラウザとこのアプリとではビットコインを指値注文できるかどうか、レバレッジ取引が対応しているかどうかが違っていますが、それ以外の点は大体一緒です。
モバイル端末でもコインチェックを利用するのであれば、このアプリをダウンロードしてみてはいかがでしょうか。